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世界の食卓から~朝食編~ No.12ギリシャ

アドリア海に面したバルカン半島の旧ユーゴスラビア領のクロアチア、モンテネグロ、アルバニアを南下して国境を越えるてギリシャへ。東進し、首都に向かうと諸島浮かぶエーゲ海が広がります。

ギリシャ。ロンドン在住時、お気に入りのギリシャ料理を見つけて通うようになってから、いつか行ってみたいと思うようになりました。その機会は幸運にも、予想以上に早くやってきました。クレタ島に住む祖父母の元へ遊びに行く友人が、憧れのギリシャへ誘ってくれました。

ギリシャ料理につられての旅でしたが、英国や西欧と全く違った空気・風土・景観に興奮しました。料理も現地ならではの味や風味に改めて感動。つくづくオリーブの実や油が好きな自分を認識しました。胃の健常ぶりにも・・。

この国の食習慣は、西欧のラテン系国、特にスペインに似ていました。昼食が最も重く、その後シエスタを取り、夕食はかなり遅めで、だけどしっかりした量です。結果、平日の朝食は、自宅で食べずに出勤する人が殆どだそうです。

それでも、昼間まで何も食べないというわけではく、出勤途中、齧り乍ら歩ける、モバイル系朝食を摂るのだとか。中でも最も主流なモバイル朝食が、クルラキャというビスケットだそうです。たいてい、パン屋さんで朝食用に様々なビスケットが売られているようです。私も幾つかのパン屋さんを朝の散歩&観光がてら、覗いたものです。

朝食ビスケットの定番、クルラキャは、小ぶりのロールパンサイズで、ビスケットというよりはクッキーっぽい印象のものが多かったです。甘さは控えめ。胡麻風味のものが多かったです。クルラキャ以外のビスケットもたくさん種類はありました。

ドライフルーツやナッツ、柑橘類の皮入りのものや、チョコレートクリーム入りのお菓子のようなものまで。共通しているのは、見た目は大きめのクッキーという感じで、素朴な焼き菓子のイメージです。

クルラキャも、美味しく頂きましたが、個人的な朝食メニューは、ヨーグルト。ギリシャのヨーグルトは、過去最高というべき重さ。見た目は固めに泡立てだ生クリームのように、スプーンを引き上げると、グーッと伸びて角が立ちます。スーパーに行くと、様々な果物のフレーバーがありますが、基本は蜂蜜を掛けて。この蜂蜜も、ギリシャ独特で、野生の花から蜜を取ります。かなり濃いです。このヨーグルトには、バランスが良いかもしれません。

この伸びの良いヨーグルトに蜂蜜をかけて混ぜようとすると、わりと力入ります。納豆を混ぜるが如しの根気を要します。ヨーグルトも蜂蜜も濃厚で、見た目もキャラメルサンデーです。味も負けず食べ応えあります。ヘルシーな朝食というより、リッチなデザートを食べてる気分です。実際、これはギリシャでは食後のデザートに食べるものだとか。

それを朝から一人で食べる私。友人のお婆ちゃん宅では、朝からの私の食欲が伝説になっているとか。ある意味、武勇伝かも・・。

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